債務整理と借金の一本化(おまとめローン)の違いを解説

借金の返済が苦しくて困っている人の中には、債務整理と借金の一本化のどちらがいいのか迷っている人もいると思います。

債務整理は借金を減額してもらうための手続きなので、利息をカットしてもらったり、元本を減額してもらったりと、支払う金額自体が減額されますが、そのぶんデメリットもあります。

一方、借金の一本化はあくまでも借金をまとめるための方法なので、支払う金額はむしろ増えることもあります。

債務整理と借金の一本化では減額される金額が大きく異なる

債務整理には、任意整理・個人再生・自己破産という3つの手続きがあり、任意整理では利息・遅延損害金を全額カットしたうえで返済期間を60回払いなどの長期に延長してもらえます。

個人再生では元本を大幅に減額してもらったうえで、返済期間を35年にしてもらうことができます。

自己破産では、財産を売却処分する代わりに借金などの支払義務を免除してもらえます。

このように、債務整理をすると支払総額は大きく減らせることがほとんどです。

一方、借金の一本化では金利が安くなることはあるものの、借金そのものを減らすことはできません

また、毎月の返済額が今より少なくなり、返済期間が長期になるため、支払総額としては今より増えてしまうこともあります。

借金の一本化よりも債務整理のほうがデメリットは大きい

借金の一本化によるデメリットは、上述のとおり支払総額が増えてしまう場合があることくらいしかありません。

しかし、債務整理をすると必ずブラックリストに載り、クレジットカードやローンが使えなくなるなどのデメリットを受けることになります。

さらに、個人再生では保証人に迷惑がかかるというデメリットもありますし、自己破産では財産が処分されたり一時的に一部の仕事に就けなくなったりもします。

債務整理と借金の一本化で悩んだら、メリットとデメリットをよく比較してみるとよいでしょう。

まとめ

債務整理をすると、任意整理なら利息や遅延損害金を0円にしてもらうことができ、個人再生なら元本を減額してもらうことが可能です。また、自己破産なら借金の返済義務自体を免除してもらうことができます。

借金の一本化にはそうした借金減額効果はなく、逆に支払総額は増えるケースもあります。

一方、債務整理をするとブラックリストによる制限などのデメリットを必ず受けることになりますが、借金の一本化ではそこまで大きなデメリットはありません。