個人再生の流れとは?必要な手続きを解説

個人再生とは、裁判所に申し立てて借金の元本を減額してもらったうえで35年かけて返済していく形の手続きで、例えば500万円の借金が100万円になるなど、大きな借金減額効果が見込めます。

ここでは、個人再生のはじめから終わりまで、手続きの流れをわかりやすくまとめていきます。

個人再生を依頼するときの流れ

個人再生は弁護士や司法書士に依頼して行うのが一般的なので、まずは弁護士事務所や司法書士事務所を探して事前相談を申し込むことになります。

事前相談へ行くときは、借金についての情報がわかる資料(契約書や取引明細書など)があればまとめて持っていきましょう。

また、家計の状況を正確に伝えるために、給与明細や通帳なども用意しておいたほうがいいです。

事前相談の結果、個人再生が最適だということになったら、委任契約を結んで正式に個人再生を依頼します。

個人再生の準備の流れ

個人再生を裁判所に申し立てる前に、申し立てのための書類を収集・作成する必要があります。

特に、個人再生では家計の状況を正確に報告しなければいけないので、「家計収支表」という書類を作成することになります。

家計収支表は家計簿のようなもので、個人再生申し立て前の3カ月程度つける必要があるので、準備しておきましょう。

また、住民票、課税証明書、源泉徴収票などの書類を集め、財産がある人は財産の一覧表を作成します。

個人再生の申し立て後の流れ

必要な書類が集まったら、弁護士や司法書士が裁判所に書類を提出して申し立てを行います。

その後、東京地方裁判所など一部の裁判所では個人再生委員と呼ばれる弁護士が選ばれ、本人が面接に行くことになります。

また、履行テストと呼ばれる積み立てテストを行い、個人再生後の返済が問題なくできるかどうかが確認されます。

その一方で、借金額や利息の金額などが改めて計算され、借金の返済計画である「再生計画」が作成されます。

再生計画に対して会社側の半数以上の反対がなければ、個人再生が認められて返済が始まります。

まとめ

個人再生は弁護士や司法書士に依頼して行うのが一般的で、まず法律事務所で事前相談をすることになります。

事前相談後は委任契約を結んで申し立てに必要な書類を集めることになりますが、特に家計収支表は作成に時間がかかるので、事前の準備が大切です。

書類が揃ったら裁判所に申し立てを行いますが、一部の裁判所ではその後個人再生委員との面接があるため、本人が裁判所に行く必要があります。

借金の返済計画である再生計画に会社側の過半数の反対がなければ、個人再生が認められて減額された借金の返済が始まります。